ビットコインについて、否定的な日本人が抱く印象と言えば「ビットコインってあれでしょ?ハッキングで盗まれた事件あるよね?」と今でも勘違いされている「マウントゴックス事件」です。
(マウントゴックスは実際は「内部犯行」が疑われています。)
しかし、過去に実際にビットコインが外部からのハッキングによる攻撃を受けて、盗難された事件がありました。
ハッキングとは?
ハッキング (英語: hacking、別名:ハック,hack) とは、コンピュータの隅々までを熟知した者が行うハードウェア・ソフトウェアのエンジニアリングを広範に意味する言葉。 他人のコンピューターに不正に侵入するなどの行為がハッキングと呼ばれる場合もあるが、これは正式にはクラッキングと呼ぶ。
WIKIより引用
それが「ビットフィネックス事件」です
2014年に発生した「マウントゴックス事件」により、ビットコイン自体の信用もなくなりかけましたが、何とか「マウントゴックス事件とビットコインの信用性は関係ない」ということでビットコインの信用も戻ってきた矢先。
2016年8月にビットフィネックス事件が発生しました。
しかも、マウントゴックス事件で疑われている内部犯行とは違い、外部からの悪意あるハッキングにより、約12万BTC(当時のレートで約80億円)が盗難にあうという事件が起きてしまいました。
ビットフィネックスとは
ビットフィネックスとは香港にある取引所で、当時最大級のビットコイン取引所です。
マウントゴックス事件以来の大事件と呼ばれ、再びビットコインは相場を崩し暗号通貨業界(?)を騒然とさせました。
ビットフィネックス事件の教訓
このように大きな取引所でも外部からのハッキングによる盗難リスクはあるのだと言うことを、このビットフィネックス事件は教えてくれました。
いかに大手の取引所でもそのリスクはあると言うことを知っておくべきだと思います。
幸い、日本では法整備が進み現在のように消費者保護の体制も整いつつありあります。
ビットフィネックスの現在
ちなみに、ビットフィネックスは現在でもサイトは稼動しておりますし、このような事件がありましたから、かなりセキュリティーに対し気を配っている様子です。
ビットフィネックス公式サイト
https://www.bitfinex.com/セキュリティーポリシー
https://www.bitfinex.com/legal/security_policy
被害者に対しても債務的なコインを返還されたようです。
Bitfinex、2016年8月のハッキングで失った資金を債務トークンの発行により完済
暗号通貨取引所Bitfinexは2016年8月にハッキングで失った資金返済に使用したBFXトークンをすべて買い戻し、被害を受けたすべての投資家、ユーザーへ返済を行ったことを発表した。
http://cryptocurrencymagazine.com/bitfinex-pledges-buy-back-remaining-hack-credit-tokens
つい7月に初公判が行われたマウントゴックスと異なり、事件に際しユーザーに債務トークンを返還する対応を取った点素晴らしい取引所だと思います。